アオウミガメ

  昨日午後に、役場企画観光課の職員から「平良の浜にウミガメが打ち上げられているよ」との情報を受け、早速現場に行ってみると発見場所は、国道331沿いの海岸、平良と伊是名の間で、推川の河口南50m付近でした。写真を数枚とってメジャーで大きさを測ってみると、甲羅の長さが約100cm、幅が約70cmほどありました。頭部が腐敗して、一部白骨化しているので、打ち上げられてたいぶ経つのではと思います。写真を持ち帰って博物館の図書室で、どんな種類のウミガメか調べてみた。アカウミガメかアオウミガメどちらかと、推測はしていましたが、甲羅の形からアオウミガメのようです。早速、美ら海水族館に電話をして担当の方に話しを聞こうと思いましたが、あいにくの不在でした。

  本日午前中に再度、美ら海水族館に電話をすると、早速11時過ぎには担当の方と助手が博物館にいらして、現場に行きました。ウミガメの正確な測定値等は、予想どおりアオウミガメの成体でメス、甲羅の長さ(甲長)は94cm、幅(甲幅)は72.8cm、打ち上げられて4・5日以内ではとの担当の話、まだ、ほとんどウジがわいていないので・・・。内容物を調べるため解体、しばらく様子を見学していましたが、胃や腸の中には海藻類以外は特に異物は無い模様、死因の特定はできませんでした。推定年齢もはっきりしないが、30歳以上はなるだろうとの話しでした。解体後は穴を掘って埋め、成仏するように手を合わせました。美ら海水族館の職員の方々お疲れ様でした。  鶴