水場はちょっと毛色が違う

こんにちは、学芸員の金城です。



メジロが鳴かなくなったかわりに、セミが鳴いています。

太陽の日差しが強いと、人間と一緒で鳥たちも全然活動しません。

ぜんぜ~ん鳴声が聞こえない。


ちょっと先を歩くと、カブトムシに似ているフォルムの虫が。



f:id:yamamizuh:20170708152720j:image

シロテンハナムグリ(多分)がペシャンコになっていました‥

 ★シロテンハナグムリ(コガネムシ科)

  ・暗銅色で緑色光沢を帯びる個体が多い

  ・上翅の白斑は小さく、会合部中央後方のものは常に2点紋、または白斑となる

  ・成虫はミカンの樹液やアダンの熟果に集まり、ビロウなどの花にも多数来集する

  ・幼虫は土中にすみ、背面には短毛を密生している




雨続きで見に行けなかった、サキシマスオウノキの様子を見に行ってみました。




f:id:yamamizuh:20170705153259j:image

▲博物館から約1キロのところにある村の天然記念物です





このサキシマスオウノキ沖縄県が発刊しているフリーペーパー、

「美ら島おきなわ」の今月号に掲載されました♪

興味のある方は17ページの「うちなー百景」を読んでみてくださいね(^^)



雨が非常に良く降ったおかげで、

サキシマスオウノキの両脇にある小さな滝が結構な水量で水を放出していました。



その水でできた小川に綺麗な生きものたちを発見。



f:id:yamamizuh:20170705153208j:image

シオカラトンボかな?




f:id:yamamizuh:20170705152720j:image

▲羽がきらきらしていて、キレイです




f:id:yamamizuh:20170705152711j:image

▲実は「オオシオカラトンボ」なんです

 ★オオシオカラトンボ(トンボ科)

  ・シオカラトンボやホソミシオカラトンボに似ている

   成熟した個体は頭部、特に複眼が黒くなる

  ・雄は成熟に伴い、青い粉を帯びる

  ・成虫は山間部もしくは平地林など木に覆われた場所にいる

  ・分布は日本全土、朝鮮半島、中国北~中部、台湾、東南アジア各地

  ・3~11月頃出現

  ・腹の長さは33~43ミリ



他にも木の上にカエルの卵を発見。



f:id:yamamizuh:20170705152748j:image

▲一瞬スズメバチの巣かとドキドキしました



f:id:yamamizuh:20170705152744j:image

▲ふわふわあわあわしています





博物館からちょっと外に出るだけで、

色々な発見がありました!



熱中症に用心しながら夏を楽しんでくださいね♪