野鳥の剥製づくり講座

当館の10周年記念講座として「野鳥の剥製(はくせい)づくり」講座を催しました。

以前から、剥製のたくさんある当館には剥製の管理が甘い現状があり、それなら管理するうえで最低限の剥製の仕組みも知ったほうがよい

という話がありました。

そこで、いつもお世話になっている中村保さんに仲介していただき剥製で世話になっている、東京内田科学社の内田さんが講師として来てくださいました。

県内ではめったに無い機会ですので、関係する県内の博物館の学芸員さんに声掛けをして一緒に講座を受けていただきました。

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終始穏やかに丁寧に教えてくださった内田さん。

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仮剥製完成~★

どうにか皆さん、この日で仮剥製(かりはくせい)まで終わらすことができました。

ちなみに博物館などで展示している剥製は「本剥製(ほんはくせい)」と呼ぶそうです。

皮が丈夫ということでムクドリや道具などをすべて準備してくださった内田さんにも感謝の気持ちでいっぱいです。

この剥製を作っている工程がこんなにも大変で処理など丁寧にされていることを知り、今まで以上に剥製への愛着がわいてきました。

そして、この講座を通して他館との交流も深まるきっかけになったと思います。

ご協力いただきました皆様、大変ありがとうございました。


尚子