沖縄県博物館協会「秋の研修会」参加
15日、16日に沖縄県博物館協会の秋の研修会に鶴見さんと参加してきました☆
今回の会場は、ひめゆり平和祈念資料館。
テーマは「戦争の記憶・遺跡とその保存」でした。
1日目にひめゆり平和祈念資料館館長の島袋さんの戦争体験講話を聞くことができました。
島袋館長から語られる戦争時の悲惨な現場や、友達が爆風によって目の前で亡くなっていく様子が頭の中で映像として出てくるし、自分の家族がそうなったら。。。と何度か涙が込みあげ胸が苦しかったです。
この講話を聞きながら、小学生の時に宿題で「戦争の話を体験した方に聞く」と言うのがありました。
私の祖母が戦争体験者だったので祖母に話を聞いたところ、話し始めで泣いてしまいました。
怖くて悲しすぎる出来事と、それをほじくり返してしまった罪悪感でいっぱいになりました。
それからは戦争の話は自分からは聞かないでおこうと思っておりました。
今回お話ししてくださった島袋館長をはじめ、その場にいて体験なさったひめゆり平和祈念資料館の語り手の皆さんは毎回、辛い思いをしながらそれでも戦争とはどういうものかを伝えていかないといけないという信念で続けられていらっしゃること。
一番怖いのは「知らない」と言うことだそうです。
私たち人間の文化も文化財も遺跡も平和が前提じゃないと残せません。
翌日はひめゆり学徒の戦跡である伊原第一外科壕と荒崎海岸を案内していただきました。
ここでもたくさんの方が近くに落ちた弾の爆風で亡くなったそうです。
そして解散命令が出たあと、激戦区の中あてもなく南にと隠れながら逃げて、この荒崎海岸でもたくさんの学徒が亡くなったそうです。
ゴツゴツした石灰岩で隠れるところもあまり無いのに本当にたくさんの人がびっしり隠れていたと聞きました。
長くなりましたが、知らなければいけないと言う意味がわかりました。
尚子