第5回中村自然学校 福地川散策&カヌー下り

  久々の晴れ間です。だれかさんの行いが良かったのか、博物館講座に合わせてよくぞ晴れてくれました。

  いつものごとく9時過ぎに講座開始、福地川の昔の写真を紙芝居風に見せながら30分くらい、中村保氏のお話を聞きました。実際の「昔の福地川の姿」を見ることのなかった私達は「幸せなのか、不幸せなのか」とふと思いました。むかしの福地川を知っている人達にとって今の福地川は本当に悲しい姿なのかも知れませんね。BUT、嘆いてみても仕方ありません。今を生きる私たちは今の福地川とうまくお付き合いをして行かなくてはならないのですから・・・。

  前半は博物館から福地ダム堤帯まで約1Kmの散策です。福地川をエコツーや博物館講座で活用、案内するならどのようにするのか、どんな活用の場があるのか、など自然の豊かさや歴史を振り返りながらの散策です。特に川で遊べるスペース(川原)の大部分がタイワンハンノキ(外来種)に占領されて、これをどうにかして撤去し遊びや憩いのスペースを復活させないことには始まらないことがわかりました。

  博物館にもどってお昼です。手作りジューシーの弁当、カサーで包つまれ、手作り竹箸を使い、よもぎムチーのデザート付きです。シンプルなお弁当でしたが、参加者には大好評でした。またもお願いしよーかなって思いました。

  さて、いよいよメインのカヌー下りです。エコツーサポート沖縄の嶋君の指導を仰ぎ14名8艇での出発です。博物館横のスロープからカヌーを下ろして行きます。少し冷たい川の水がとても心地良かったです。ゆっくりと川の流れに身を任せての旅です。川沿いの道からみる風景とカヌーに乗って眺める風景は全然違いました。コンクリートブロックで固められた部分もありましたが、だからこそところどころにある砂州や丸い川石のスペースは本当に癒される空間です。親子やおじーおばーと孫が笑いながこうして川下りができたら、きっとこの昔とは違う福地川でも素晴らしい体験・交流の場になることでしょう。河口から海に出る時も太平洋が目の前にパッと広がりけっこう迫力があります。慶佐

次川に負けないくらいの魅力があります。1時間あまりの短い時間でしたが、とても楽しく清々しい思いをすることができました。福地川サイコー!  鶴見