ハブの悲劇

   少し温かい風が海の方から吹いています。夜には、雨もだいぶ降ったようです。朝、妻に博物館に送ってもらったが、車を降りて間もなく携帯に妻からの電話だ。また、車でもぶつけたのかと一瞬ハットしたが、よくよく話しを聞いてみると「博物館の近くの道に大きなハブが死んでたよ!」とのこと。確認しに行って見ると確かにデカイ、博物館で飼育しているハブ(大ちゃん)よりは一回りくらい小さいがけっこう大きい方である。暖かさにさそわれて、道路に出てきたのだろう・・・。そこに人間様が車で登場し、ひき殺されるはめになったのだろう。無惨にも皮が大きくはがれて肉むき出し状態だ。そのうちカラスのエサにでもなるだろうとそのままにして帰った。

   午前中から午後にかけて、4月に行われる予定の会計検査(教育委員会事業)の事務説明会参加のため、急きょ課長と幼稚園担当と那覇まで行ってきた。ところが、5時過ぎに帰って来てみるとまだハブの死体が午前中と同じ状態であった。その死体を見た課長いわく「あぎじゃびよー、午前中だったら食べられよったのにー!」本気か冗談か?あまり冗談を言わない人なのでおそらくマジでしょう。私には食べることはできませんが、とりあずデジカメで写真を撮り、後は見るに忍びないのでヤブの中に死体を移動、成仏を祈って「ウートートー」。

   確かに家の近くにこんなに大きいハブがいるとゾッとするが、ハブも好きで人間様のテリトリーに入ってくる訳もなく、どうにかうまく人間とハブが棲み分けができないものかと常々思っています。最近では、マングースーの影響かハブも以前ほどは見かけなくなりました。そのうちハブも天然記念物になったりして・・・。   鶴